Nelumbium ジャケット

#023

Nelumbium

2026.05.29 Release

あなたは 立ち上がった
暗い場所から 空気を割って

You rose up
breaking through the air from the dark place

Botanical Notes

ハス
Nelumbo nucifera(旧学名 Nelumbium speciosum
花言葉:清らかな心・神聖

泥の底に根を張り、長い茎を真っすぐに伸ばして、水面の上に大きな花と葉を立ち上げる多年生の水生植物。葉の表面はうぶ毛のような微細構造で覆われ、水も汚れも一滴も留めずにすべて転がり落ちる「ロータス効果」と呼ばれる撥水性を持ちます。暗く濁った場所を通り抜けてきたのに、まったく汚れずに咲く — その視覚的な対比から、世界中の文化で「清浄」「再生」の象徴として大切にされてきました。

種子の生命力もこの花の特徴です。きちんと保存された蓮の実は数百年から千年単位で発芽能力を保ち、千年前の地層から取り出された種が現代によみがえって花を咲かせた記録もあります。「時間を越えてでも、咲くべきときに咲く」 — そういう種子のかたちです。

楽曲名「Nelumbium」は、リンネが用いた古い属名で、いまの正式名は Nelumbo に整理されています。歴史のなかで呼び名が変わっても、花そのものは同じように、泥のうえで静かに花を立ち上げてきました。

Liner Notes

「あなたは立ち上がった」と、たった一行で何度も繰り返したかったうたです。暗い場所を通り抜けてきた人、長い眠りや沈黙の時間を抱えてきた人。その時間は、決して無駄じゃなかったのだと、蓮のかたちを借りて言いたかった。

サビにこの楽曲のテーゼを置きました。「あなたは 立ち上がった / 暗い場所から 空気を割って / 痛みを知っているから / 弾き飛ばして ここにいる / ひとつも 無駄じゃなかった」。泥そのものを撥ねのける葉の力と、種子が千年を超えて発芽する力 — 蓮はその二つを同じ植物のなかで持っています。

ラストサビでいらないものなんて、この世にないよへ。あの長い眠りも、押し込まれた時間も、ぜんぶあなたを今日咲かせるための栄養だった。そう信じたかった、Pluviosa の中の力強い一曲です。

歌詞

# #023 Nelumbium 歌詞 (日本語版)

# Ameyouri / Pluviosa Track 6

# 完成版 2026-05-18 (rev.3 / 時制転換・承認スタンス) — Suno Editor で楽曲完成済

# ★このファイルが完全な歌詞の唯一の正。Suno 側の歌詞は Editor 使用により一部欠落しているため参照しない。

暗い場所で

あなたは踏ん張った

たとえ誰かに否定されても

ただ ひとり 伸びていた

誰も見ていない 時間の中

それでも 上を向いていた

あの苦しさがなければ

こんなに高くは 立てなかった

あなたは 立ち上がった

暗い場所から 空気を割って

痛みを知っているから

弾き飛ばして ここにいる

ひとつも 無駄じゃなかった

誰かが 長すぎると言った

眠りがあった

あなたも知らない 遠い日に

誰かがそこへ 押し込んだもの

過ぎていった時間も

いらなくは なかった

その眠りの中で

火はずっと 消えていなかった

あなたは 立ち上がった

暗い場所から 空気を割って

痛みを知っているから

弾き飛ばして ここにいる

ひとつも 無駄じゃなかった

まとわりつく言葉を

あなたはただ 受け流していく

決して染まらない

あなたはここにいる

それだけは 変わらない

あなたは 立ち上がった

暗い場所から 空気を割って

痛みを知っているから

弾き飛ばして ここにいる

いらないものなんて この世にないよ

あなたを 咲かせるために

ひとつも 無駄じゃなかった

あの場所から あなたは

それでも今日も 立ち上がる

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